2019/01/19

夢洲のIRとCESの会場の広さ

先日、MGMのジェームス・J・ムーレンが大阪府松井知事を訪れた。その際、松井知事から、大阪にCES規模の展示会を誘致したいとの話があった。
CES(Consumer Electoronics Show)は、世界最大規模の家電展示会。
毎年ラスベガスで開催されているが、ではその会場の広さはどの程度なのだろうか。調べてみた。


CES会場の広さとは
 まず、CES2019のページを調べると、どうやら3会場に(Tech West, Tech South, Tech East)分かれている模様。それぞれの広さについて、わかる範囲で調べてみた。
※https://ces19.mapyourshow.com/7_0/floorplan/ より抜粋
■Tech West
Sands Expo       :96,200㎡
The Venetian     :ホテル客室5フロア(の様子…)

■Tech South
ARIA                 :28,000

■Tech East
Las Vegas Convention and World Trade Center        :180.290.5㎡
Westgate Las Vegas      : 20, 900㎡
Renaissance Las Vegas :小規模な会場、(8 meeting space and 3 room)

まず大きな会場として約18万㎡と、約10万㎡。そして、2.5万㎡が2つ+αといったところである。3つのサイトに分かれており、それぞれの距離はgooglemapでみると1~2kmくらい。CES開催中は、会場外でも各社独自に展示を開催していたりするため、余裕をみて合計40万㎡といったところだろうか。

※googlemap より


大阪のIR
現在のインテックス大阪が7万m^2。もし仮に、IRで20万㎡ができたとしても、合計30万㎡程度である。大阪でCES規模を開こうとすると既存の7万+20万+15万くらいは欲しい所だ。これを実現するとなると、IRは2つ必要だと考える。

当然、多くの人が訪れるため、交通、ホテル、食堂等の施設も充実させる必要がある。CES規模を目指すのであれば、IR第一期では、まずは20万㎡規模は欲しい所です。その後万博跡地に10~15万㎡ができれば…いけそう。

おそらくCES規模を開くには展示会場だけではなく、その背景となる都市の力も必要となる。今でこそアメリカは世界一番の国ではあるが、世界の人口分布を見ると、アジアに集中していることがわかる。もう20~30年すると、世界の様子は変わるでしょう。その際には、大阪の地は有利だと考えます。

ちなみに世界最大規模の展示場は、ドイツハノーバーの46.6㎡で、ドイツメッセ株式会社により運営されているようです。この規模だと1会場でCESも開催できそうなくらい広いですが、さすがにここまで巨大な展示場を維持する管理費を、1 IR事業者が賄えるかは少し疑問です…。

それにしてもこのドイツメッセ株式会社…やりおる…。
また、ハノーバーは2000年に万国博覧会を開催している都市でもあります。
 
CESの時期は、ラスベガスの街自体が展示会場となるようなイメージだろうか。大阪でCES規模が開催されると、その経済効果は計り知れない。万博とIRが、大阪に新たな都市機能をもたらすことを期待する。

参考文献:
CES, https://www.ces.tech/
wikipedia

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