2019/01/06

大阪 × 台北 色んな数値で都市を比較してみた

大阪×台北

少し前の写真ですが、これは台湾の台北駅にて撮影したものです。南海ラピートの広告が掲示されていました。南海電鉄と桃園metroとの連携協定締結記念と記載されています。
大阪と台北間では、近年LCCの就航が増えたことによって、交流人口が増加しています。私も行き来していて、なんとなく都市の規模感が大阪と似ていると思っていました。そこで、今回は色々とデータを比較してみました。



大阪と台北の都市規模
まず数字をずらっと並べてみます。

■台北
都市圏人口:860.5万人 7600人/km^2 (世界43位)
地下鉄:5路線 108駅 137.6km
国際旅行者数:4487万人(桃園2017年)

■大阪
都市圏人口:1716.5万人 5300人/km^2 (世界14位)
                   ※大阪-神戸-京都
地下鉄:8路線 100駅 129.9km
国際旅行者数:2090万人(関空2017年)

都市圏人口ですが、大阪の場合は、近隣に神戸、京都と大きな都市があるため多くなっています。大阪という都市単体と台北を比較したいため、少しフェアではないように見えてしまいますが、近隣に大都市があるという所は、大阪の大きなポテンシャルであることには違いありません。

都市中心部の、ヒューマンスケールという意味では、地下鉄の規模はよい比較対象と考えます。駅数、総距離数共に同様の規模であります。


                 台北Metro Webページより

      Osaka Metro Webページより
ただし、大阪の場合はここに各種私鉄,JRがあること、台湾も台鉄があることを考慮しないといけません。
地下鉄以外も含めた公共交通網としては、大阪のほうが充実していると言えるでしょう。

次に国際旅客数ですが、台北は大阪の約2倍となります。桃園空港では、第3ターミナルも建設が始まっており、今後ますますの増加が見込まれています。

実はGDPも比較しようとしたのですが、大阪の場合、大阪-神戸でカウントされているものが多く、純粋に台北と比較するのが難しかったため、掲載していません。

しかし、下記(※5)によると、名目GDPは大阪のほうが上ですが、一人当たりとなると、台北のほうが上回っている結果となります。産業構造の違いから来るものと思いますが、台北は言わずと知れたコンピュータ産業の集積地で、世界中に影響力があることも要因のひとつと考えます。



経済規模については、現在は概ね拮抗しているか、多さkのほうが大きいかもしれませんが、台北には行政機能があること、産業構造等から、今後大阪を大きく追い抜いていくと考えます。大阪も負けないように、都市力を上げていきたいところです。

※参考文献
(※1)都市圏人口, http://www.demographia.com/db-worldua.pdf
(※2)地下鉄,https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%B0%E5%8C%97%E6%8D%B7%E9%81%8B
,https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%B8%82%E5%96%B6%E5%9C%B0%E4%B8%8B%E9%89%84

(※3)台北METRO, 
https://m.metro.taipei/jp/roadmap.asp

(※4)Osaka Metro,
https://subway.osakametro.co.jp/guide/routemap.php

(※5)GDP, 
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/1949/00051733/136.pdf

(※6)旅客数
https://www.nna.jp/news/show/1712513
https://mainichi.jp/articles/20180112/k00/00m/040/070000c

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